景気悪化の影響

景気が悪化して、各業界に不況の波が吹き付けているみたいだ。
ちょっと面白そうな記事があったのでチェック。

バブルが崩壊した後に起きること

安価で未成熟な技術の利用が進む

 バブルが崩壊した後に起きたことの一つは,それまではビジネスの場では使われてこなかった,安価だが実績の少ない未成熟な技術の利用が進むことである。

 オープンソース・ソフトウエアはその代表だ。「ボランティアが作ったソフトウエアを誰が保証するのか」---好景気時にコストよりも信頼性を優先していた顧客は,バブル崩壊後の不景気の中で,実績は少ないが低コストのオープンソース・ソフトウエアをおそるおそる利用し始めた。ビジネスに利用される中でオープンソース・ソフトウエアの性能や信頼性は磨かれ,現在では標準の一つになった。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081026/317777/

たしかに景気が悪くなったら企業は少しでもコストを削減しようとしてオープンソース・ソフトウェアが普及してくるな。

だが元Intel CEO Andrew Globe氏は,ITバブルには罪だけでなく功もあったと語る。梅田望夫氏の「ウェブ時代 5つの定理」は,Globe氏のこんな言葉を紹介している。「でもブームそれ自身もヘルシーだった。行きすぎも含めてね。(中略)確かに、インフラはいずれ何らかの形で形成されたと思う。でもそれは、15年ではなく5年でできてしまった」。

 インターネットの可能性に対する期待は,ネットの上に巨大なサーバーの雲を形成した。そのインフラがこれからさらに安価に提供されるとすれば,バブルの崩壊は新しい価値を作るための環境を用意したことになる。

何か新しいことを始めるにしても、前時代に高値で構築されたインフラを安価で利用できるのは利点だな。

好況時にはできなかったことが可能になる

 バブル崩壊後には,それまで人的リソースの不足のためにできなかった様々な試行錯誤も行われる。まつもとゆきひろ氏がRubyの開発を始めたのは,日本のバブル崩壊後に仕事量が減り,空いた時間ができたことがきっかけのひとつだったという

まあ仕事がなくなって暇になってしまうのは困るがw
新しいことを始めることはできそう。

こうして考えてみると、今の状況でも確実に需要はあるし、市場もある。
悲観的にならずに、逆にチャンスだと思ったほうがいいかも。